未来のスターを育む最高の施設。オリックスが舞洲に構えた新拠点がスゴイ!

兵庫から大阪へ

プロ野球のパ・リーグに所属するオリックス・バファローズは、もともと兵庫県をホームタウンとしていましたが、2008年に大阪府へと場所を移動。しかし、その時点ではまだ2軍のチームは神戸を拠点においており、完全に大阪府へ移行したとは言えない状況でした。

そんな中、球団は大阪への完全移行の計画を進め、2015年の12月7日に神戸市にある選手寮練習場の施設を2017年より大阪は舞洲に移転することを発表しました。

ちなみに、神戸市内の選手寮「青濤館」は、メジャーリーグで活躍した同チームのOBであるあのイチロー選手も過ごした場所です。

 

大阪市の所有物であった舞洲ベースボールスタジアム(現 大阪シティ信用金庫スタジアム)の敷地と、そこに隣接する私有地を市が貸し出すという形で一般入札を行い、球団が落札した形になります。そして、この球場を買い取り、落札した敷地に室内練習場やサブ球場、そして寮の建設をスタートし、2017年にそれらが完成しました。

完成してわずか1年半であるこれらの施設は、入団する選手にとっても非常に魅力あふれるものであり、舞洲エリアの新たな名物となり得るものです。

今回は、そのオリックスの拠点である新たな施設の魅力を紹介します。

 

JR桜島線(ゆめ咲線)の終着駅である桜島駅から発車するアクティブバスに乗り10分ほど。「ベースボールスタジアム前」で降りて道なりに真っ直ぐ進むと、右手に鮮やかな水色の建物が見えてきます。これが、オリックスの室内練習場です。

 

更に進むと、チームロゴをかたどった銅像を入り口に置く選手寮がお出迎え。

 

平屋型の建物はトレーニング場です。水色の室内練習場の裏には、練習や2軍の試合で利用されるサブ球場があります。今年1月には、2017年10月のドラフトで指名されたルーキーの選手たちが入寮し、新人自主トレーニングを行いました。

 

NTT東日本からドラフト3位で入団した新人の1人で、大阪出身でもある福田周平選手は、施設を見て興奮を隠せなかったようです。

「施設がすごいですよね。東京には絶対にないなと。広いですし、野球をするには非常に良い環境だなと思いました。寮から室内練習場、トレーニングルームも近いので、すぐに練習に行けます。自主的にトレーニングをするにしてもすごく良い。トレーニングルームの機械は、僕自身もそれまでに使ったことのないものばかりですし、それを使ってトレーナーと話をして、やり方を聞きながらやっていければ、体力もレベルも向上していくんじゃないかなと感じています」

福田選手。新人ながら一桁番号を背負い、今季はすでに90試合以上に出場。

そんな福田選手も驚く、施設の内部を紹介していきます。

 

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