【特別対談】オリックスとエヴェッサの選手が語る、舞洲の3チームが勝利することの意義
合田:シーズン中のオフは何をしているかも聞きたいです。
吉田:週に1日しかないんですけど、その1日は1分1秒無駄にすることなく遊びます(笑)。先輩方はお酒を飲みに行くこともしていますね。
合田:シーズン中でも?
吉田:そうですね。休み前は飲む方もいます。
合田:野球選手は身体も大きいですし特に昔は飲んで、食べるイメージがありますね。食べる量も多いですか?
吉田:食べるのも仕事だとおっしゃる先輩も多いんです。そういうところでお金を使わないと、と。身体が資本なので。先輩方はすごいですよ。
バスケの世界は全くイメージがないのですが、どういうことをしているのか聞いてみたいです。自分もプロ野球界に入った時、選手が何をしているかいまいち分からなかったので。バスケ選手はプレーしているとき以外はどうやって過ごしているんですか?
合田:僕はじっくり休みたいので、オフの日は昼まで寝ます。食事に行くというのがあるとすれば、オフの前の日ですね。それで次の日にゆっくりするという感じです。
–シーズンの中には頻繁に遠征もありますが、多くの土地で色々な体験ができるのかなと思うのですが、そこはいかがでしょうか。
合田:移動が負担になると感じます。ホームでの試合だと慣れている環境ということもありますが、様々なところへ行けるのは新たな経験もあります。
吉田:行けないところに行けるという面では地方にも行けるのは楽しいですけど、やっぱり移動が負担にもなるので…。もう少しホーム戦が多いと嬉しいなと思いますけどね。でも、ビジターで試合をやると当たり前ですけど雰囲気が異なるので、そういう面ではプラスに考えています。「また良い経験ができたな」と思うことは多いですね。
合田:ただ、移動が負担だと言いましたが、沖縄だけはめっちゃ良いですよ(笑)。
–外に出た時に1番ここが違うというのはありますか?
吉田:やっぱりアウェー感は強いですよね。あとはホームとビジターで応援の数は違いますから、ビジターの時は全員が敵に見えますね。ボール1球だけでめちゃくちゃ喜ばれるのもわかるし、それが耳に残ったりするので…。
–バックネット裏のファンもいますしね。
吉田:それが1番ですね。嫌でも相手チームのタオルとかユニフォームを着ている人たちがよく目に入るので。見ないようにはしているんですけどつい目に入ってしまいますね。
合田:そう考えるとピッチャーはすごいですね。受けるプレッシャーが全然違います。自分がやれと言われたら絶対にできないです。
負けないこと、良い成績を残すこと、3チームが強くなることが大事
-お二人の所属するクラブに加え、サッカーのセレッソ大阪もこの舞洲に拠点を構えております。この場所を通じて大阪のプロスポーツをどう盛り上げたいか教えてください。
合田:まずは強くなることだと思いますね。勝てばメディアのみなさんなどに取り上げてもらえる機会が多くなるでしょうし、もし仮にセレッソ大阪、オリックス・バファローズ、大阪エヴェッサ全てが優勝すれば話題性も高まると思うので。バスケでエヴェッサが足を引っ張らないように(笑)、2クラブについていけるように頑張りたいです。
吉田:自分たちも置いて行かれないようにしたいです。それこそ3チームが優勝すればすごい効果があると思うので、スポーツで大阪を盛り上げていきたいなと思います。負けないこと、良い成績を残せることが出来るように頑張りたいです。
-最後にプロアスリートを目指している少年たちにメッセージをいただけますか?
合田:僕の経験談になるのですが、やるのは自分。コーチをはじめ周りの方々に色んな事を言われると思うのですが、最後は自分で考えて、競技を楽しむことが大事だと思います。“やらされているのではない”という思いで取り組んでほしいです。
吉田:僕もそう思います。あとは、やっているからには目標とするところを高く設定してほしいですね。人よりたくさん努力して、多くの練習をして夢を掴んでほしいと思います。
【了】
- 1
- 2